第３回アクセス・ディンギー・インターナショナル・チャンピオンシップ２００２

帆走指示書

２００２年１０月１２日－１３日

大阪北港ヨットハーバー

アクセスディンギ-ﾚｰｽ実行委員会

１．　ルール

１．１ 本チャンピオンシップは、セーリング競技規則（RRS）、日本セーリング連盟規程、アクセス・ディンギー・クラス・ルールおよびこの帆走指示書が適用されます。

１．１A　クラス・ルールに、例えばシート上のボトム、コンソールの各側のレグ等が合致しない場合には、これらルールを適用しないことの事前承認を、登録時にレース委員会に申し入れなければなりません。

１．２ 本チャンピオンシップは、規則７９ならびに付則１．２０に従うカテゴリーCのイベントです。

１．３ 艇は、アデンダムAパート２規定に従わねばなりません。

１．４ 注意を払う点は、規則４‘レースをすることの決定’ならびにアデンダムA１．２‘オーナーの責任’に述べられています。

１．５　各ディヴィジョンに特別に適用される規則は、競技者ミーテングに先立って掲示されます。

２．　参加申し込みと競技者へのディビジョンと艇の割り当て

２.１ 参加を申し込む競技者は、１０月１１日の１６：００-１８：００、あるいは１０月１２日の０７：００-０８：３０に、大阪北港ヨットハーバーのレース委員会に登録を完了しなければなりません。

２.２　競技者は、レース委員会によってディヴィジョンが割り当てられます。それぞれのディヴィジョンの競技者のリストは、競技者ミーティングに先立って掲示板に掲示されます。

２.３ 電動サーボでの援助は、全てのディヴィジョンにおいて別のカテゴリーとして切り離されます。

２.４ 各レースの艇は、参加者の特別なニーズを考慮し、レース委員会によって、アットランダムに割り付けられます。

２.５ 艇が故障した場合、主催者は割り当てた艇の状態についての責任はなく、救済の理由にはなりません。 規則６０．１（ｂ）ならびに６２．１（a）を変更しています。

３．　競技者への通告

通告は、レース委員会の近くにある公式掲示板に掲示されます。

４．　帆走指示書の変更

帆走指示書の変更は、実施されるレースのスタートの少なくとも30分前に、掲示されます。

５．　レースのスケジュール

５．１ ディヴィジョン１、２、３、５、６ならびに７は、５レースが予定されます。ディヴィジョン４は、４レースもしくはレース委員会にて決められるレースが予定されます。

５．２ 各ディヴィジョンのレースのスタート時間は、競技者ミーティングに先立って掲示板に掲示されます。

５．３ 競技者ブリーフィングが、北港ヨットハーバーで１０月１２日９：３０にあります。

５．４　１０月１２日ならびに１３日の最初の予告信号は、スタートの６分前の０９：５４に発せられます。

６．　ディヴィジョン・フラグ

ディヴィジョン・フラグは、ディヴィジョン番号を表す数字旗です。

７．　レース・エリア

レース・エリアは、大阪北港ヨットハーバー・ディンギー・セーリング・エリアです。

８．　コース

８．１ コースの形状は、レース委員会にて決められます。

８．２ ３本の赤色旗が、レース委員会艇にスタート準備信号として掲げられた場合は、艇は各マークをポートにみて回航することを意味します、一方３本の緑色旗が掲げられた場合は、各マークをスターボードにみて回航することを意味します。

８．３ コースは、どのマークにおいても短縮されることがあります。艇は、そのマークからフィニッシュ・ラインを横切らなければなりません。

９．　マーク

マーク１、２および３は、円形のオレンジ色のブイです。マーク４、５および６は、白色のブイです。

１０．　スタート

１０．１　レース委員会艇は、スタートの位置にいる間は、青色旗を揚げています。

１０．２　スタート・ラインは、スターボードの端にあるレース委員会艇の青色旗を掲げたマストと、ポートの端にある黄色旗の付いた白色ベースのマークとの間です。

１０．３　各ディヴィジョンは、おおよそ６分間隔でスタートします。

１０．４　規則２６、レースのスタート、が変更されます。レースは次の方式に従ってスタートします。

タイトル 　視覚信号　　　　　　　 　　　　　　　　　　音響信号　　　　　　　スタートまでの時間

予告信号 　　　　　　　 　ディヴィジョン旗の掲揚　　長音１声　　　　　　　　６分前

準備信号 　　　　　　　 　３本の旗の掲揚 　 　　　短音１声　 　　　　　　３分前

分信号　　　　１本目の旗の降下　　　　 　　　　　　　　　２分前そして１分前

スタート信号　ディヴィジョン旗の降下　　短音１声　　　　　　　スタート

これに続くクラスの予告信号ディヴィジョン旗の掲揚は、先のクラスのスタート信号後、できる限り速やかに掲げられます。

�ｳ　準備信号の３本の旗は、予告信号の３分後に揚げられます。１分後に１本の旗が、２分後に別の旗が降下されます。

�ｴ　スタート信号は、準備信号の３分後に発せられます。

　

１０.５　口頭によるカウントダウンが、スタートの２分前、１分前と、１分前からは１０秒ごとに、されます。

１０.６ 早すぎたスタートは、再スタートが必要です。競技者はスタート・ラインのいずれかの端を回航します。もし再スタートに戻らなかった場合は、スタート・マーシャルによって告げられます。Diｐスタートは認められません。

１０．７　艇は、スタート信号後４分以上遅れて、スタートはできません。

１０．８　競技者は、そのディヴィジョン旗が掲揚されるまで、赤色旗（スタートエリア）に入ったり、通過はできません。

１０．９　スタート信号前にラインを横切った競技者は、スタート艇によって口頭によりリコールが指示されます。

１０．１０　全競技者へのジェネラル・リコールは、連続した３回の短声ホーンによる信号が、発せられます。

１１．　ＲＲＳパート２の規則の違反に対するペナルティ

規則４４．１、‘ペナルティの履行’、ならびに４４．２、‘７２０度回転のペナルティ’は、規則８６．１（ｂ）‘規則の変更’に従って次のように変更されます。艇によるパート２規則の違反に対するペナルティは、一回のジャイブと一回のタックを含む３６０度の回転とします。

１２．　外部の援助

規則４１、‘外部の援助’は、規則８６．１（ｂ）‘規則の変更’に従って削除されます。各ディヴィジョンに対する外部の援助は、各ディヴィジョンに掲示されたクラス・ルールに明記されたように許可されます。

１３．　フィニッシュ

フィニッシュ・ラインは、スターボードの端にあるレース委員会艇の青色旗を掲げたマストと、青色旗の付いた白色ベースのマークとの間です。コースがマーク１、２、３、４、５、６で短縮される場合は、艇はそのマークから帆走を続け、スターボードの端にあるレース委員会艇の青色旗を掲げたマストと、青色ブイとの間をフィニッシュしなければなりません。

１４．　タイムリミット

１４．１　タイム・リミットは３０分です。規則３５、‘タイム・リミット’、は次のように変更されます。最初にフィニッシュした艇の１０分後以内、もしくは３０分のタイム・リミット以内、のいずれか遅い方、にフィニッシュできなかった艇は、‘ＤＮＦ’と得点されます。

１４．２　割り当てられた時間以内にフィニッシュできなかった艇は、コース・マーシャル艇によって、レースが終了したものと通知されることがあります。

１５．　抗議

１５．１　規則６１．１（ａ）、‘被抗議者へ伝えること’、は、規則８６．１（ｂ）に従って次のように変更されます。抗議旗は掲げる必要はありません、また‘プロテスト（抗議）’と声を掛ける必要はありませんが、できる場合は掛けなければなりません。　

１５．２　規則６３、３（a）、‘審問に出席する権利’、は規則８６.１（ｂ）に従って次のように変更されます。抗議審問での代表者は、ケースの時に乗艇していなくても構いません。

１５．３　抗議は、レース委員会で入手できる用紙に記入しなければなりません。そしてレースが連続している場合は、最終レースの最後艇のフィニッシュの３０分以内に、所定の抗議箱に提出しなければなりません。

１５．５　抗議はできるだけ早く、できるだけ受付順に、審問されます。

１５．６　抗議の通告が、抗議締切時間後１０分以内に、競技者に、当事者もしくは証人として指名されたもの、いつ、どの場所で審問されるかを通知するように、掲示されます。

１５．７　５００円の抗議費用を適用し、抗議が成立したならば返却します。

１６．　得点

１６．１　低得点方式が適用されます。最も悪い得点は除外されます。レースがキャンセルされた場合、そのディヴィジョンでは得点の除外はありません。

１６．２　ディヴィジョン１，２，３，５，６ならびに７は、シリーズを成立するためには３レースが完了しなければなりません。ディヴィジョン４は、シリーズを成立するためには２レースが完了しなければなりません。

　

１７．　賞

トロフィーおよび賞が、各ディヴィジョンならびにカテゴリーに、主催者の裁量のもとに授与されます。

１９．　コース

付属のコース・ダイヤグラムを参照してください。

２０．　ディヴィジョン

DIVISION1 　2.3 singles 　サーボ援助と視覚障害者のセーラーで（全ディヴィジョン）、電気的な補助以外の外部からの援助は許可されません。ハイクアウト、センターボードをあげるのは禁止です。リーフ/アンリーフは許可されます。リーフ／アンリーフが必要なときの外部からの援助は許可されます。

DIVISION2　　2.3 singles　　特別なニーズのあるセーラーについては、外部からの援助が許可されます。リーフ／アンリーフは許可されます。

DIVISION3 　2.3 singles　　外部からの援助が許可されます。ハイクアウトは禁止です、センターボードの調節，リーフ／アンリーフは公式委員のみがします。

DIVISION4　2.3 singles 　　外部からの援助が許可されます。ハイクアウトは禁止です、センターボードの調節，リーフ／アンリーフは公式委員のみがします。

DIVISION5　2.3 Doubles　　 外部からの援助が許可されます。ハイクアウトは禁止です、センターボードの調節，リーフ／アンリーフは公式委員のみがします。２人のセーラーを合わせた体重が９５ｋｇより軽くなければなりません。そして、そのセーラーはソロセーリングができ、能力に従った妥当なディヴィジョンに出場できると考えられます。

DIVISION6　303singles　　　特別なニーズのあるセーラーについては、外部からの援助が許可されます。ハイクアウト、センターボードをあげるのは禁止です。リーフ/アンリーフは許可されます。サーボ援助艇をリーフ／アンリーフするときの外部からの援助は許可されます。

DIVISION7　303 Doubles　　特別なニーズのあるセーラーについては、外部からの援助が許可されます。ハイクアウト、センターボードの変更は禁止です。公式な指示を除いてリーフ／アンリーフは禁止です。

DIVISION0　Servo Assist　　競技者は、上記にリストされたディヴィジョンに参加します。

ＮＯＴＥ：　　　　　　　　　　　　Ａｃｃｅｓｓ３０３Ｓで帆走する競技者は、セーリング経験にもとづいてディヴィジョン６もしくは７のいずれかで競技できます。