航海記-5
1999/1/9
|
1999-1-9
JST 12.45 オケラネット交信 S 23°39 E 153°57 南東風 10ノット
晴れ 気温32° 気圧 1004HP 艇速5.2ノット
波高2M 帆走 °残航 227マイル 無線機送って下さい。IC-706&AC180
1/10 夕方か夜ブリスベン到着日が昇ってから入港の予定。
99/01/09 17:00
今日もあまり風のない快適な一日。朝ご飯は、タマネギとニンニクとハムとジャガイモのいためもの。すごく量が多くて、山本さんが残していた。ジョンは全部食べてたよ。すごい。それとウーロンチャ。晩ご飯はレトルトのおかゆに梅干し。それに魚の缶詰をあたためたもの。やっぱりおかゆはおいしい。けれどこの4週間でおかゆは2回目。あと午前中に海水シャワーを浴びた、気持ちよかった。なんか僕が勘違いしていて、僕のワッチ中だったらしい。ごめんなさい。ジョンさんがデッキにでてきてじーっと周りを見回していたからああ、僕のワッチが終わったんだななんて思ってました。B&Gの計器のところにタイマーがでていて、それを時間と勘違いしました。おやつにカルピスと、黒棒という黒糖がしを食べた。大陸はまだみえない。今日無線で久松君の彼女(チエちゃん)がでてきたらしい。知栄子って漢字らしい(あってますか?違ったらごめんなさい)。さっき久松君と山本さんにこの航海手記を読まれてしまった。別に困らないけどね。今日はいまのところ雨の気配はなし。いいことだ。そうそう、昨日だか一昨日だかB&Gの計器のバッテリーのところに突然OFFという文字がでて、それ以来バッテリー残量が表示されなくなってしまった。なんなんだろうか。いまみんなの格好は、山本さん。Tシャツと緑のパンツ(ブリーフ)。ジョンさん紺のポロシャツと、短パン。久松君あみシャツの上にTシャツ。プロケッツの短パンの少し長いやつ。ぼく。ロイヤル香港パンツにチャンピオンのTシャツ。です。なんか肌寒くなってきた。今夜はよく眠れそう。やっぱりデッキでこれをつかっていると塩が心配。
99/01/10 02:29
ワッチ終わり。ワッチが始まったときに山本さんと、終わったときに久松君を加えて紅茶を飲んだが、どうもタンクの水がくさくなっているようだ。うえ。そういや昨日の朝のゆでたまごはもういたんでいたぞ。ジョンはぱくぱく食べていたけれど大丈夫だろうか。今のワッチではフレザーアイランドのサンディ岬の灯台がみえた。いよいよ大陸だ。1時くらいのほうがぼんやり明るい気がする。ああ、街の灯よ。ワッチの終わりごろにまたもや雲がもくもくと。結局風があかっただけでひと安心。うん。バッテリーがなくなりそう(パソコンのね)。なんで。かえたばかりなんだけどなあ。まあいいや。電池かえた。あと残り154マイルらしい。入港は11日の朝になるみたい。
99/01/10 10:44
うう。船内は、なんかディーゼルくさい。きょうの朝ご飯はトップバリューのインスタント焼きそばでした。そうそう、朝外に出るとフレザーアイランドが見えるではないですか。でも人かげはまったくなし。今はなかなかいい風がふいています。ジョンさんによるとなんでも20年ほど前に、日本の商社かなんかがこの島の砂を採掘しようと計画して、みんなで抗議したそうです。どうもこの島の砂は半分シリコンらしい。そりゃあ、日本の商社なら目をつけるよなあ。政府も国立公園かなんかにして、だめ、ということになったらしい。なるほど。
|
1999-1-10
JST 12.45 オケラネット交信 S 25°32 E 153°19 南東風 6ノット
晴れ 気温31° 気圧 1004HP 艇速4.4ノット
波高0M °残航 110マイル 昨日から風が少なくあまり進んでいない
後110マイル明日1/11の昼にブリスベン二入港します。最後まで安全航行
につとめます。 岡さん、お世話かけて申し訳在りません、よろしくお願い
します。マコト
99/01/10 13:27
ええと、なんでも岡さんが13日の午後にブリスベーンにきて、シドニーまでの回航に乗船するらしい。で、ジョンさんにはブリスベーンで降りてもらうんだってさ。今、前線が近づいてきたのか、西のほうから冷たい風がはいってきました。あと少しなのになあ。まあ、大陸に近づけば雨もふるか。
99/01/10 15:26
イメージは自由な船
足どりは気ままな風
完璧なんてのぞまないで気楽がいいな
見方かえればまた新しいものになるよ
どこにいたってまた明日はくるよ
あせらずおもいのままいこうよ
波風だってたてるほどのパワーほしいなl
どんなときでも笑えるくらい楽しんでたいな
(by原田知世)
船内にはぞうすいのにおいがただよっています。今日の晩ご飯はぞうすいらしい。さきほどおやつタイムにココアとエリーゼを食べた。
99/01/10 15:35
今日は雨なんでなんか船内でピコピコしてます。今僕の寝床に僕の帽子が転がっているんだけれど。これは出港直前に名古屋のGAPで買ったんだよね。ついこないだまで濃い紺色だったのに、今はもうすごい状態。金具のまわりは赤くなってるし、しおしおだし、日に焼けてるしもうすごい色。でもなかなかじょうぶで頼もしいやつです。
99/01/10 18:28
ワッチ終わり。何事もなくおわりました。よしよし。現在、機帆走(メインのみ)でスターボードタックで走ってます。やはり日がかたむくと、オフショア、陸からの風が吹きます。右手にはオーストラリア大陸が!ついにやってきたんだなあ。なんて実感はまだあまりありません。紅茶とおやつを食べました。ハーバー到着は明日の昼頃の予定。ここからが一番大変なところ。どうか無事に着きますように。
99/01/11 02:34
ワッチ終わり。そろそろ湾の近くにきました。今はメインも降ろしてゆっくりと待機中。とりあえず日が登ってくるまではのんびりできそうです。ああ、街の灯がとてもきれいで横浜♪な気分です。今、久松君がシートの整理をしています。山本さんは灯台表をみてます。ジョンさんは上でワッチしてるのかな。僕は寝床でこれを打っています。ああ、楽しみ楽しみ。ワッチが始まるときに甘酒を飲んだ。なかなかおいしい。そうそう、もう寒いんだよ。外はだいぶ冷え込んでます。ウィンドブレーカーをきてもまだ寒いくらい。星がきれいでした。しかしオーストラリアって低いんだなあ。オリオン座がもう街のすぐ上までみえていた。地表から30度くらいの高さだよ、多分。ふう、一休みするとしようか…。
99/01/11 12:37
いよいよブリスベーンの湾内へ!でも海図がないので本船航路をえっちらおっちら遠回り。まあ、でもあわてることもないだろう。しかーし。なんと10時ごろに税関と無線で連絡をとったら、RQYSではなく、別のところへ横付けしろとのこと。現在なんだかそのポイントにむかって、はしっているところです。ふう。しかもすごく浅いところで、満潮にならないとはいれないとさ。満潮は日本時間で15時頃。ハーバー到着は20時頃の予定。あああ、なんだか遠いよお。しかしオーストラリア大陸は低い。たいした山はみえず。今はバースの荷物を片付けてました。李黒須(リークロス、と打って変換した)をしまったらすっきりした。
|
1999-1-11
JST 12.40 オケラネット交信 S 27°19 E 153°10 東風 16ノット
晴れ 気温29° 気圧 1002HP 艇速4ノット 機走 ブリスベン港内
波高0.5M マリーナまで残航 20マイル 現在イミグレ指定場所にむけ
航行中 マリーナ着は20.00時頃になります。
99/01/11 13:35
だいぶ岸に近づいた。何でもジョンがコースをまちがえていたそうで、山本さんはぷんぷんです。どうも潮にながされたいたようだ。GPSという便利なものがあるのに!やっぱり年をとると電子機械によわくなるのかなあ。なんせジョンはシドニーホバートでセクスタントを使っていたそうだから。天測計算機は便利だ、とかいってたからなあ。歳の差を感じます。今、われわれの後ろにもなんかヨットが一隻います。向こうはジブあげて走ってるけど、このへんにハーバーでもあるのかなあ。なんか長い一日になりそうだ。
99/01/11 20:32
ジョンさんが爆睡してます。なんと、きょうはブリスベーンの北にあるRedcliffe市のヨットハーバー(Scarborought Boat Harbar)であしどめをくらているのです。ハーバーに入って、まず給油用のポンツーンにとめたのだけれど、なんとそのすぐ横にゲートつきのポンツーンが用意されていて、とりあえずそこにつけ直し。「welcome to Australia」と、ハーバーのおにいちゃんが迎えてくれました。で、みんなで喜んでたんだけど、なかなか税関もイミグレ検疫もこない。とりあえずポンツーンに水道がついていたのでその水で顔を洗ってみたり。と、なんと若いお姉様がサングラスをかけてゲートの鍵を開けてくれるではありませんか。おおっつ。この人が役人さんか!なんてオーストラリアは素敵なところなんだ。というのもつかのま。彼女の話では、なんとイミグレは明日の朝になるということ!つまり、このポンツーンに足ドメだ。なんと、まあ。残念。彼女はコーヒーと紅茶とクッキーの差し入れをして帰っていきました。でも4人いるのに3袋なんだよなあ。おしい。明日の朝にはサンドイッチでも持ってきてくれないかなあ。一応明日の朝は朝一で処理してくれるらしい。まったく。だからしかたないんでとりあえずバウのものを少し片付けて、デッキの掃除。柵のすぐ向こうにいた外人のおじさんにジョンがホースを借りてくれたので、それをつかて洗いました。ついでにみんなで水浴びもね。すごく気持ちよかった。あとで聞いた話なのだけれど、その隣の外人さんはONDARINAという船で、イギリス人で、なんでも世界中をシングルハンドでぐるぐるとまわっているらしい。すごく素敵な船で、とてもきれい何だけれど、なんと25年ものらしい。とても信じられない。ジョンがプリシラはきたないなあ、みんなで磨こうかとかいっていた。確かに。そのあとは宴会。ありったけの缶詰をあたためて、ビールと(久松君は梅酒)五目ごはんで食べました。ジョンが、僕たちにHappy Holiday!無事に日本に帰れますように。だって。そうだなあ。山本さんと僕はこれで終わりだ。明日無事にハーバーにはいれればめでたし、めでたし、と。食事の後ポンツーン(ほんと1艇ぶんしかない狭いところ)でふらふらしていたら、なんと山本さんが大変な事実を発見。鍵があいていたのです。なんのこっちゃい。というわけでいつでも不法入国OKです。でもお金持ってないんだよなあ。そうそう、ゲートはすごくおしゃれで、なんと夜にはネオンで文字がひかるのです。QUARANTINE と黄色く。まるで洒落た飲み屋みたい。なんかいいかんじです。ここのハーバーは2年ほどまえにできたらしく、すごくぴかぴか。ちょっとみわたしても、イギリス、カナダ、アメリカ、ドイツ、スゥェーデンと、色々な国の人たちが寄港しています。ビジターは1週間で50ドルだってさ。ここらではやはり高いらしい。さっきも書いたイギリスのおじさんは、ここから200マイルほど離れた半額のハーバーに船を移すらしい。明日の朝5時に出港だってさ。さすがにここではほとんど揺れません。すてき。っていうか、ゆれているけれど、もうこんなのは揺れていないようなもの。ジョンさんも山本さんもぐうぐういびきをかいて眠っています。うるさいくらい。外からはさわやかな風が、そして虫の声が聞こえます。夏なんだよなあ。そういえば今日から大学がはじまったのかな。名古屋のみんなは元気にしているだろうか。今ぼくは長袖のTシャツにうすい長ズボンとなかなかな厚着?です。外でははるかとおくの空で雷がぴかぴか光ってます。ああ、オーストラリア。ともかく、とりあえず到着ということで、まずはひと安心といったところかな。そういや着いたのって何時ごろだったかなあ。満潮が3時くらいとかいって、その少し前だったから2時くらいかな。なんか今日は書くこともりだくさんだなあ。どうも書き忘れてしまったこともいろいろとありそうだ。まあ、しょうがないか。
99/01/11 21:19
ふう、書いていたら結構時間がたってしまった。いまはデッキの上ですずんでいるんだけれど、座っている場所が悪いせいか、なんか生臭いにおいがします。いったいなんだろう。でもすごく快適です。相変わらず正面でネオンは黄色くひかり、まわりではかすかに話声、そしてちょっと遠くにあるレストランからは食器を片付ける音がします。少しブローがはいるとキンキン、カンカンとハリヤードがマストに当たるおとが響き、発電用の風車がブンブンとうなります。もやっている船はかすかにゆれ、なんか不気味な感じ。
99/01/11 21:36
っとう。なんか急に陸がわから風がはいってきた。いちおうもやいを全部2重にして、よけいなものを片付けた。なんか、右足のかかとを蚊にかまれたみたい。かゆいよう。ああ、雨も降ってきた。あめあめ。さて、寝ようかな。
99/01/12 09:30
きょうは朝の5時ごろにおきる。とてもさわやかな朝だ。向かいのポンツーンでは、フェリーの職員が出港の準備をしている。家族づれが4駆でフェリーに乗る準備をしている。ああ、夏。すごく楽しそう。僕らも(久松君だけは8時まで寝てた)さわやかに清水で顔を洗う。うー気持ち言い。隣の英国のじいさんが出港の準備をしている。ひとりで手際よくメインをあげ、エンジンをかけて出港していった。いいなあ。なんか。続いて、フェリーの出港。すごくたのしそう。みんなで手をふりふり。さて。7時ころだったかな。ひげの太った楽しげなおじさんがやってきました。彼がイミグレーション。パスポートにはんこを押してもらって、カードに書き込んでおしまい。Welcome to Australiaそして次にちょっとすけべっぽいおじさんと、若いおねえさん。検疫の方々です。生物は全部。パックのマヨネーズまで捨てられてしまいました。唐辛子もだめだったぞ。ごみも少しもっていってくれた。ありがたやありがたや。で、それも終わり。やった。これでオーストラリアの土地を踏めるぞと、まずはハーバーを散策。あるわあるわ面白い船。とりあえず写真とっときました。そうそう、昨日きたお姉さんはハーバーの職員さんでした。で、出港。「オーストラリアでは出入港はスキッパーがするんだ」と、ジョンが舵をもつ。ちょうどホエールウォッチングの船と出口でミートして、なんかしらんけど先にでてしまって、出口のところで追い越しをかけられた。で、右の航路標識(オーストラリアでは赤、日本と反対)いっぱいに船を寄せたらどうもそこをすったらしい。デッドスローだったのでそう問題はないと思うが、なんかリバースをいれたときに、ジョンがティラーに振りまわされかけたらしい。僕はそのときホエールウォッチングの兄ちゃんに、Where are you from?なんて聞かれてたんで、Japan!なんて叫んでいるところでした。そういえば日本人観光客らしい女の子が何人かいたなあ。さてさて、海図もイミグレのおじさんにもらった案内にコピーが入っていたので、少しショートカットしていけそうです。今、雨がぽつぽつと降ってきました。ああ、今日の夜も陸地にいれるんだなあ。楽しみ。ジョンが「今夜は盛大にパーティーやるぞ、ステーキだ!」って、楽しみだなあ。
1999-1-12
11日の交信で昨夜中にハーバーに入っているはずの玉子丸から連絡がない?
JST 12.40 オケラネット交信 電波状態悪く玉子丸と交信できず。
わずかに玉子丸をブリスベン港でみかけた情報が入る。
今回の航海で24時間以上連絡がとれないのは、始めて少し不安
JST 17.20 久松父から電話・JST 14.00 ハーバー到着。昨日通関検疫が
遅くなって受け付けられず、本日朝からになる。無事午前中入港手つずずき
がおわり。ハーバーに14.00到着 これで今回の航海一人もけがすること
なく無事終了 次回は1/17スタート まこと&岡 松平ダブルハンド
ブリスベン・シドニーです。
99/01/12 13:10
RQYSに向かってます。今日はどうせ有線で連絡が取れるので、無線では連絡しないとのこと。みんな心配してないかなあ。きっと久松パパはワッチしていると思うんだけれどなあ。まあ、無事にすすんでいるからいいかな。今ジョンさんがVHFでハーバーと交信してます。どんなハーバーなのかなあ。とても楽しみです。
99/01/12 14:35
14時20分、RQYS到着。お疲れ様でした。すごくたくさん船はいるんだけれども、なんか寂しい。人がいないせいかなあ。ゲスト用のポンツーンに止めて、これからシャワーでも浴びます。そうそう、ジミーはどこかにいっているらしい。今朝の英国人のおじさんと同じハーバーだってさ。ふうん。友達だかなんだかしらんが、小さい女の子連れのおじさんが、くわえたばこでそんな事を言っていた。なるほどね。
99/01/12 17:24
今はブリスベーンのまちなかです。シャワーを浴びて、最寄りの駅まであるくこと20分ほど。それから市営交通で30分くらいかなあ。メインストリートで電話をかけているとことです。しかしなんか誠くんがへんなテレカを買って、電話をかけるのがかなりめんどくさそうです。なんだかなあ。今僕はワラビーのTシャツなんか着てるんで、けっこうめだつみたい。というか、頭にてぬぐいまいてるせいかな。やっぱり結構暑い。街の感じはそう、いわゆる街です。こぎれいで、いろんな人がいて。ああ、お腹へってきたなあ。というか、ハーバーから遠すぎ。こりゃしんどいよ。なんかおじいさんが、僕のパソコンをみて話しかけてきた。彼は普段ヒューレッドパッカードの小さいのを使っているらしい。なんだかよくわからなかったけれど、とにかく謎の会話をしていたよ。やはりこのパソコンは気になるのかなあ。というかオーストラリアではこれは売っていないのかなあ。つうか、彼、携帯を2つもってるぞ。それにゼロハリの小さいケース。なんかの商売人か?むちゃくちゃあやしい。ジョンさんがすごくいやがっているのが面白い。彼もまけずにまた隣に座っていたぞ。お、去っていった。ふう。なんだったんだろう。いろいろあるもんだなあ。というか、久松君がさっきのおじさんに電話の使い方聞いてわかったみたい。いろいろとあるものだ。
99/01/12 20:04
シズラーズ(だったかな。日本にも確かあったぞ)へいって、ステーキを食べてきました。死にそう。サラダバーにはありとあらゆるものが。特にいっちゃってたのは、デザートバー。カラメルソース、チョコクリーム、チョコケーキ、チーズケーキ、などなど。ああ、やっぱりオーストラリア。思わず笑いながらとってきて後悔しました。ううっぷ。帰り道にスーパーで、ちょっとした買い物。といっても5袋ぶんくらい。いまは食べもののことは考えたくないよ。駅のホームの待ち時間にこれを書いています。そういや、僕まだだれにも連絡してないんだよなあ。はやく電話しないと。向かいのホームで、150キロはあろうかという市電の職員さんがモップでホームを掃除してます。歩くのもよっこらせといったかんじ。そういえばさっき道端のタクシーの運ちゃんにもそんなのがいて、おかしをばりばりくってたなあ。ああ、オーストラリア。そうそう、オーストラリアの女の子はみんな太目です。ほんとに。イメージ通りだけどね。とにかく期待を裏切らない国です。わかりやすいといったらいいのか。しかしこれからハーバーまでの道のりを思うと、つらい。つらい、つらい。がんばろう。岡さんは15日にくるそう。ジョンさんはその日くらいに帰るそうです。飛行機で3時間くらいだってさ。オーストラリアのスーパーもやはり大味なかんじ。ピザとか60センチくらいの売ってた。乾燥たまねぎはみつからなかったよ。
99/01/12 20:36
今は電車の中。とても眠いです。山本さんはかっくん、かっくん眠っています。ジョンさんは久々に英字の新聞を読んで楽しそう。久松君はなんかひまそうにしています。そういや今日一番最後まで寝てたからなあ。電車の同じ車両にはぼくの見える範囲で、14人。東洋系が僕らをのぞくと3人かな。冷房がきいていてとても快適。ddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddddd
まちがえて打ってしまった。めんどくさいからそのまま。来るときには冷房があまりきいていなかったのに、なんでこの時間はこんなによくきいているんだ?それと、ここの電車はよく電源のいれかえをする。ようするに電線が切り変わるんだ。だからちょくちょく車内が暗くなって、惰性だけで列車は走る。そのへんもやっぱりオーストラリアだよなあ。窓には落書きというか、ひっかいた落書ききずが多い。ない窓はほとんどないみたい。どうでもいいけど(最近このフレーズを日常会話でよく使う、それなら言うなとはおもうんだけどなあ)この文章すでに3万2千字を越えてる。卒論よりも長いんじゃないか?そういや卒論どうしよう。メールがまだ使えないのがいたい。
99/01/12 20:47
って、書いてる途中にいれてみたんだけれど、まだ電車のなかなんだよなあ。そうだ。明日からはもう航海日記というよりは、ただの観光日記になるから別の文章にしようかな。とにかくこれで僕と山本さんそしてジョンさんもお疲れ様ということです。いやほんと疲れた疲れた。山本さんなんかは言いたいことがきっと山のようにあるだろうけど(僕もあるけれど)、とりあえずは無事に着けてよかった。後はこの幸運(悪運?)がこれからも続くことを願いたいです。というわけで、第一部 さまよう放浪者編 完 って、関さんの朴李(←パクリ)です。そういえば関さんは元気にしてるかなあ。
木部寛清のなめなめ4000マイル! 嵐を呼ぶ男編 完
ばいばい。